チタンの付加価値を上げる電気化学的研磨
チタン電解研磨の特徴
- 高い光沢度が得られる
研磨の難しいチタンの光沢を引き出します。 - クリーンで平滑な面を得られる
表面粗さの小さい面が得られます。さらに加工変質層や異物の無いクリーンな表面物性となります。 - バフ研磨などでは不可能な部分の研磨が可能
物理的研磨では研磨工具の大きさにより研磨できない部分があります。電解研磨ではこのような細かい部分の研磨が可能です。
事例 6-4合金チタンボルト(切削加工品)
表面粗さ(JIS B0601 ‘2001) 測定機器:テーラーホブソン社 フォームタリサーフS5K
Ra(算術平均粗さ) | Rz(最大高さ) | |
---|---|---|
電解研磨前 | 0.8923μm | 4.0739μm |
電解研磨後 | 0.0446μm | 0.2161μm |
表面粗さは電解研磨によりRa、Rzともに改善され、約1/20の粗さまで平滑化された。
処理可能な材質
純チタン(JIS1種、2種)、チタン合金(Ti-6Al-4Vなど)。
その他にニチノール(Ni-Ti合金)やタンタル(Ta)の電解研磨も可能です。