「バレル研磨」との違い

バレル電解研磨は、名前から「バレル研磨」と混同されがちですが、違う処理です。

「バレル研磨」は容器に製品 ( ワーク )、研磨石 ( メディア )、研磨助剤 ( コンパウンド )、水を入れて、回転や振動を与え、製品と研磨石が擦れ合うことによって研磨効果を得る処理方法です。


一方、「バレル電解研磨」は筒状の容器に製品を入れ、薬品に浸し電気を流しながら回転させ研磨をします。
通常の電解研磨同様、電気化学の力で研磨効果を得るため、メディアやコンパウンドなどの残留がありません。
また、通常の電解研磨と違い電気接点を取るための治具掛けが必要ないため、大量の微細部品でも効率良く低コストで電解研磨が可能です。