電解研磨による電気化学的な研磨と研磨材による物理的な研磨を複合して同時に行うことによりナノレベルの超平滑面を得る研磨方法です。
この電解複合研磨では、導電性のある金属であればナノレベルの超平滑面にすることが可能です。一例として、ステンレス(SUS304 2Bの圧延材)では、研磨前が平均粗さ0.1μmのものを平均粗さ1nmの平滑面に研磨することができます。また、純チタンでも平均粗さ0.2μmのものを平均粗さ10nmの平滑面に仕上ることもできます。さらに、研磨条件により平均粗さ1nmの超平滑面の実現も可能です。
電解複合研磨の特長
- ナノレベルの高鏡面を実現!
- 金属表面の歪み・変質が少ないクリーンな表面物性!
- 高い非付着性・洗浄性を実現!
異物混入に高い精度が求められる「半導体製造関連部品」、「配管・バルブ類」、「医療機器・医薬機器関連部品」などを中心に活用が広がっております。対象となる鋼材は帯電性のある金属であれば概ね処理可能です。
もう少し詳しく知りたいという方はこちら・・・ |