サスティナブルデザイン展で当社の技術が採用

第6回国際デザイン・リソース・アウォード・コンペティション「記憶のデザインTM」展

横浜産業貿易センター内・産貿ホールにて第6回国際デザイン・リソース・アウォード・コンペティション受賞作品展示会「記憶のデザインTM」展が開催されました。
開催期間中行われた授賞式において、当社で製作しました酸化発色カラーステンレス製の表彰盾が受賞者の方々へ国際デザイン・リソース・インスティテュート主宰トム・ジョンソン氏より授与されました。


授賞式の様子

パッケージとカタログ


サステインのトロフィーについて


受賞記念トロフィー

リユースやリサイクルなど素材の有効利用を中心課題として、環境に調和した製品のデザインを提案するデザインコンペティション「国際デザイン・リソース・アウォード」は今回で6回目を迎えた。

 アメリカ、ワシントン州シアトル市に拠点を置くデザイン・リソース・インスティテュートが主催するこのコンペは「記憶のデザインTM」のタイトルで世界的に知られている。今回日本で審査会を開いたのを記念して2003年3月には横浜市で受賞作品の発表展示会が開かれ、その様子はNHKテレビでも放送された。

 世界中の応募作品から選ばれた33点の受賞者に対して記念のトロフィーが授与されるが、そのトロフィー自体もコンペの趣旨に合った素材とデザインで作るべきであろう、ということで主催者団体のひとつである弊社、株式会社オープンハウスがそのデザインを担当することになった。
通常のトロフィーが重々しい「置物」であるのに対し、軽やかさを主題に場所を取らないモビール式のオブジェを作ることとし、素材として「サステインTM」(酸化発色を施した薄いステンレス片)を採用した。賞の名称や受賞者名が酸化発色で表示された、60mm角と直径70mmのステンレス片は細いステンレスワイヤーで結ばれ、ぶら下げるとわずかの風でキラキラと色の影を揺らす軽やかなモビールとなる。
このユニークなトロフィーは、省資源やリサイクルといった要件にもかない、場所も取らず、いかにもエコロジカルなイメージがこの賞にふさわしいと、大変好評であった。

 制作にあたっては株式会社中野科学の全面的なご協力をいただいたことに深く感謝したい。
世界中の受賞者の傍でいつまでも輝きを失わないサステインのトロフィーは、それ自身まさに「記憶のデザイン」そのものである。

 第6回国際デザイン・リソース・アウォード審査員
株式会社オープンハウス代表取締役
東京造形大学デザイン学科教授
益田文和